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昆布の仮根(かこん:ガニアシ)

​ガニアシの漁の様子

昆布の仮根(かこん:ガニアシ)とは、昆布の、岩にはりついている根の下の部分のことです。昆布の根っこである根昆布のさらに下の部分を、「ガニアシ」と言います。 見た目がカニに似ていることから、東北や北海道南部漁師達の間で、「ガニアシ」と呼ばれるようになったことが名前の由来とされています。

この仮根(かこん:ガニアシ)部分は、非常に硬く食用にならないため、長い間不要な部分として廃棄されていました。ところが、仮根(かこん:ガニアシ)部分には、主に食用とされている葉状体の部分よりも、さらに豊富なミネラルや食物繊維、また健康に効果的な成分が含まれていることが分かりました。仮根(かこん:ガニアシ)部分には、昆布の 2 倍のミネラル、アルギン酸、フコイダン、セルロースなどの食物繊維が、昆布の他の部分より極めて多い割合で含まれています。研究によって、昆布の天然成分が、日々の健康維持に効果的であることが実証され、健康食品素材として注目されています。

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