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ガニアシ研究に関して

ガニアシについては、ガニアシ研究会の研究発表、

及びガニアシの成分特許が発表されています。

「養殖コンブ仮根からなる食品素材」(JP3225923B2

研究発表実績

「未病と栄養」(第15回日本未病システム学会学術総会) 
「養殖コンブ仮根の抗腫瘍活性成分」(平成 13年度日本水産学会春季大会) 
「昆布仮根(かこん:ガニアシ)のミネラルについて」(日本生薬学会第48年会) 
「養殖コンブ仮根の抗腫瘍性成分(第2報)」(第60回日本癌学会総会) 
「コンブ仮根の抗腫瘍活性ステロイドの合成」(日本生薬学会第122年会) 
「養殖コンブ仮根の成分研究」 (日本生薬学界第122年会) 
「コンブ仮根の抗腫瘍性ステロイドの合成」(日本生薬学会第49年会) 
「養殖コンブ仮根に含まれるフコイダンとその抗腫瘍性」(第61回日本癌学会総会) 
「ANTITUMOR CONSTITUENTS IN THE HOLDFAST OF LAMINARIA JAPONICA」 
(アメリカ生薬学会2003年) 
「昆布仮根フコイダン(ガニアシ)の正常および癌細胞アポートシス誘導作用」 
(第13回日本癌予防学会)

「未病と栄養」(第15回日本未病システム学会学術総会)

コンブ仮根(かこん:ガニアシ)による育毛・発毛効果及び体調改善効果に関する検討

1.野々村 瑞穂 (日本食生活指導センター)
2.西澤 信 (東京農業大学)
3.杉本 達芳 (北見工業大学)
4.山岸 喬 (ガニアシ研究会)
5.木内 俊一郎 (財団法人 田附興風会・医学研究所 北野病院)

【目的】

髪の成長を助ける働きがある栄養素としてビタミン、ミネラルが挙げられます。
養殖コンブ仮根(かこん:ガニアシ)にはカリウムをはじめミネラルやステロール酸化体、水溶性植物繊維の
一種であるアルギン酸、フコイダンを含有しています。
フコイダンについては、癌細胞に強いアポトーシス誘導作用やアデイポネクチン濃度改善作用を持つことが
研究や学会で報告されています。
今回われわれは、ガニアシ(仮根:かこん)による毛髪の育毛・発毛効果及び体調の改善効果に関して検討しました。

【方法】

被験者は75名で、その内訳は男性55名(平均年齢50.8±10.61歳)、女性20名(平均年齢59.2±8.9歳)です。
被験者にはガニアシ(仮根・かこん)粉末250mgを含んだカプセル剤を1日4錠(朝・晩)、1年間継続して
服用させ、1ヶ月毎に育毛、発毛に関するモニタリング(頭皮の体表温度測定、マイクロスコープ撮影、
写真撮影、電話による自己評価及びアンケート調査8項目)と、最終月に1年間を振り返った体調改善効果の
アンケートを行いました。 今回はアンケートの回答内容に関して検討を行いました。

【結果】

服用期間中における毛髪の育毛、発毛について、男女とも

「抜け毛の減少」
「髪の毛が増えた」
「髪の太さが太くなった」
「髪にハリヤコシが出てきた」
「白髪が減少した」

等の回答は有意に増加しました。対象の改善効果については

「便通が良くなった(62.2%)」
「疲れにくくなった(84%)」
「よく眠れる又は寝つきがよい(74.4%)」
「肌質が改善した(女性の78.9%)」

などの回答を得ました。また少数ではありますが、

「アレルギー症状が改善した」
「血圧が下がった」

などの回答もありました。

【考察】

アンケートからは、ガニアシ(仮根・かこん)の継続的な内服により

「毛髪の育毛、発毛」

に対して効果的とする意見が多く見られました。

「体質改善」

に関しても効果的とする回答が多い傾向にありました。
しかし、抜け毛や薄毛は、その背景に栄養摂取の偏りや食事時間の不規則、
極端な体重減少、喫煙量、睡眠時間などが関与しているともいわれています。
今回は被験者の食生活や生活習慣などは調査していませんが、
今後こういった条件も加味した上で、ガニアシ(仮根・かこん)の効能についてさらなる調査、
検討を続ける必要があると考えられました

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